髙橋校長によるスタートのピストル音が河川敷に鳴り響くと、まずは元気よく、2周を走る1・2年生、そして3年生と教員の有志が走り始めました。それから10分置いて1周組の3年生がスタートしました。さっきまでの肌寒さもどこへやら、早々と汗が流れはじめ、1周した段階で厚着していた物を脱ぎすてて行く生徒が多く見られました。
先頭集団は、競走部を中心に運動部在籍者が多くを占める展開となりました。一方、後方集団はというと、カメラを向けられるとレースに余裕はなくともポーズはしっかり取るなど、楽しげに走っていました。スピードの差はおのおの違いますが、みな「自分のペース」で走っていたように思います。
ゴール手前ではユーモラスな光景が見られました。グループで手をつなぎ、横並びで仲良く「同時ゴール」?・・・と思いきや、誰からともなく裏切り、最後は「超短距離勝負」になるという結末です。こんなシーンがいくつものグループで見られました。
各学年の優勝者は、1年が宇田川雅貴君、2年が山崎寿樹君、3年が小竹康太君でした。閉会式では髙橋校長から賞状が手渡され、一人ずつ声をかけられていました。体調が悪くなった者も数名おりましたが、大きなケガもなく、無事大会を終えることができました。
今回の大会には、ちょうど豪州から来日している留学生2名も自ら参加を希望し、完走を果たしました。また、今年度で定年退職を迎える外国語科の足立さんも、生徒に負けじと見事2周を走り切りました。
福澤先生のことばに「まず獣身を成して而して後に人心を養う」というのがありますが、このマラソン大会に留まらず、日常的に身体を動かし、まずは心の資本となる身体をしっかり作っていきたいものです。